おはようございます。
一昨日から息子が高熱と戦っておりました。
今朝は触れてみた感じ、やっと落ち着いた気がしています。
体温は基本触って判断するというずぼら母ですww
旦那が先日、「プラシーボ効果で人は死ぬ」という話をしてきました。
「えぇぇぇぇぇーー!!!!!」じゃないですか!?
プラシーボ効果とは…
薬理作用に基づかない薬物の治癒効果のことで、薬理学的にまったく不活性な薬物を薬と思わせて患者に与え、有効な作用が現れた場合に、プラシーボ効果があったということになります。
話は戻りまして「プラシーボ効果で人は死ぬ」という話なのですが…
調べてみるとほんとのようで…
私的にはまだ信じられないのですが…
1920年にある国で行われた実験です。
死刑囚にできるだけ苦痛を与えないようにという条件で行われた人体実験。
医師は目隠しをして横たわった死刑囚の手首と足首にメスをあてました。
床には血液を受け止める桶がおかれており、死刑囚には自分の手足から血液がしたたりおちる音を聞こえるようにしました。
その結果、死刑囚はやがて眠るように静かに息を引き取ったそうです。
しかし、この死刑囚の手足に傷跡はありませんでした。
医師はメスをあてただけで、実際には切ってはいなかったのです。
となると、血液も落ちないわけで…
桶の中に落ちてたのは、血液ではなく水だったそうです。
しかし、死刑囚はそれを血液だと思い込み、多量の血液が流れ出たと思い込み死に至ったそうです。
この死刑囚は、強いストレスにより亡くなったということになります。
「プラシーボ効果で人が死ぬ!!」本当なのでしょうか…
この例はマイナスのプラシーボ効果ですが、医療ではプラスのプラシーボ効果はよく用いられます。
というか本来プラシーボ効果はプラスに使うためにあるもの!?ですよね!?
以前呼吸器病棟に勤務していた時、喘息の発作がたびたび起こる若い患者さんがおられました。
この患者さんの発作に精神状態が絡んでいるのでは…という話になり、発作時の第一選択は発作を抑える薬剤ではなく、生理食塩水の点滴でした。
すると生理食塩水の点滴が発作を抑えるのです。
ただし、毎回ではありませんでした。
精神的な部分からくる発作と本当の喘息発作の両方の発作を起こしていたということだったのでしょうか。
精神的な部分から起こる発作は、呼吸器の患者さんに多いように思います。
「呼吸が苦しい」とうのは死に直結する問題だから、恐ろしいですよね。
この他にも、睡眠薬、痛み止めなどにも用いられ、効果が表れる例をよく目にします。
改めて考えてみると、思い込みってすごいですね。
この思い込みの力を日常にも用いてもっと楽しい毎日を送りたいなぁと思いました。
おしまい。