今日は、食を大切にされている方々が集まるお勉強会的なものに参加してきました。
近況報告をしたり、5大栄養素のお話を聞いたり、すごく勉強になりました。
こんな素敵な持ち寄りランチまで
今日のお話の中で、『腸脳相関』というフレーズが登場しました。
腸と脳の密接な関わり合い…
今日は『腸脳相関』について調べてみました。
腸脳相関とは…
脳と腸は、自律神経やホルモン、サイトカインなどの情報伝達物質を通して、お互いが密接に影響を及ぼしあっている、ということを示すことば。
脳にストレスがかかる→おなかが痛くなり便意をもよおす…
「過敏性腸症候群」には私もずいぶん悩ませられました。
「過敏性腸症候群」
病態としては、腸内フローラの異常、短鎖脂肪酸などの腸内環境の異常のより、腸から脳への信号伝達に異常が生じているようです。
ストレスの実験モデルとして、マウスの脳室内にストレスホルモンのCRFを注入する実験があるそうです。
この実験により、ストレスを受けた腸管は、平滑筋刺激による運動亢進だけでなく、腸内フローラにも変化が生じるようです。
CRF注入前に、水溶性食物繊維を投与しておくと、腸管運動亢進が抑制されるというデータもあるようで、このことは、様々なストレスに対して腸管内からのアプローチが可能になってきているということを示しています。
この他に、臆病な性格のマウスと社交的な性格のマウスの腸を入れ替えると、マウスの性格も入れ替わってしまったというデータもあるようです。
腸と脳の関係すごいですね!!
幸せホルモン『セロトニン』
幸せを感じるもととなる「幸せ物質」のひとつである『セロトニン』。
この『セロトニン』は腸内で作られていて、その生成に「腸内フローラ」が関与していることが明らかになっているそうです。
無菌マウスの血中セロトニン濃度は、通常環境で飼育されているマウスに比べて低濃度であり、落ち着きがないそうです。しかし、このようなマウスを、通常環境にもどしたり、乳酸菌などを投与すると、落ち着きを取り戻すそうです。
腸内環境を整えることで、脳も整うということでしょうか。
腸内フローラ
腸内の菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分類され、それらのバランスは2:1:7が理想的なバランスと考えられているそうです。
改善方法としては、
- 水溶性食物繊維を多く摂取する
- 発酵食品を摂取する
- 肉の食事を少なくする
- できるだけストレスをなくす
- 規則正しい生活を送る
などが挙げられていました。
水溶性食物繊維は、海藻・果物・きのこ類に多く含まれます。
娘たちに「わかめのお味噌汁」をリクエストされることが多く、週に2~3回は食べています。
私流「わかめのお味噌汁」の具は
- わかめ
- ジャガイモ
- しいたけ
- お豆腐
- うすあげ
- ネギ
なんとなーく作っていましたが、水溶性食物繊維を含むわかめとしいたけ、発酵食品である味噌、タンパク質であるお豆腐と腸に優しい1品になっていました。
(大豆に含まれる必須アミノ酸の中のトリプトファンはセロトニンの材料になります。)
腸を整えて、規則正しく早寝早起き朝ごはん!!
明日からも母業がんばろうと思いました。
おしまい。